スポットライト 世紀のスクープ

2016年オスカー作品賞に輝いたこの作品。アレハンドロ・イニャリトゥ監督とディカプリオのレヴェナントが監督賞と主演男優賞を獲得し、これは作品賞もレヴェナントで決まりかな〜と思った矢先に、作品賞の受賞でしたのでそれ以来ずっとこの映画が気になっていました。

主演はバードマンでも作品賞の受賞に貢献したマイケル・キートン。正直それ以外の俳優さんは最近あまり映画を見なくなったせいかほとんどわかりません。

内容はボストングローブに新しく赴任した編集長のバロンは良くも悪くもこの地域に密着したペーパーとのしがらみがないため、客観的に一人の読者としてどうしたらもっと新聞を読んでもらえるかを洞察し、指示を出していきます。そしてロビー(マイケルキートン)率いるスポットライト班に与えらえたネタがこの世紀のスクープとなるカトリックの神父たちによる若年者への性的虐待事件だったというわけです。

この映画の怖いところは実際の話であることはもちろんですが、確かに2003年に公開された映画ミスティック・リバーでこのような話、小さい頃に近所の友達だった一人の男の子が司祭?の指輪をつけて高級車に乗った大人たちに連れ去れて以来、だんだんとおかしくなって最後には引きこもりのようになって事件を起こす(というか本当はその事件に巻き込まれていってしまうといったほうが正しかったような)というストーリーなのですが、この映画も作品賞を取っています。

要するにこのスポットライトは同時多発テロの起きた当時、2001年あたりの話なのですが、ミスティック・リバーは原作がある映画で、制作に入ったのもこのスクープの前には始まっていたとのことです。

実際のマスメディアによる告発とそうした被害を描いた映画が奇しくも同じ頃に公開されていた事実をまた映画によって知ることになるとは、アメリカは本当にすごい国ですね。