聞いたことはあるけれど観たことがないという人も多いかもしれない作品ではないでしょうか。
私も、タイトルや俳優さんについては知っていましたが、全然内容を知らない作品だったのですが、先日初めて観てみることにしました。
「男はつらいよ」シリーズは全部で49作品もある長編シリーズ作品です。
監督は山田洋二。
主人公の車寅次郎を演じるのは渥美清。
もう車寅次郎=渥美清というイメージもあるのですが、この「男はつらいよ」シリーズに関わる前はかなり様々な役柄を行っていたそうです。
ただ「男はつらいよ」のイメージが付きすぎてしまって、他の作品に関われなくなってしまった部分があるそうです。
そんな「男はつらいよ」シリーズの最初の作品。
もともとはテレビドラマとして放送されていたそうです。
それに人気が出たようで、映画化することになったみたいです。
当時は反対の意見もあったようですが、こんなにシリーズ化されたら、何も言えませんね(笑)
物語の舞台は東京、柴又の帝釈天前の商店街。
この商店街にあるお団子やさんに生まれた寅さんは、妾の子どもでした。
母親違いとしてさくらという妹がいるのですが、父親とは喧嘩ばかりで、ある日家出。
それをきっかけに20年もの間家に帰ることはなかったそうです。
物語は20年ぶりに寅さんが帰ってくるところからスタートします。
すでに両親は亡くなっており、団子屋さんは伯父夫婦が経営していました。
感動的に再会するのですが、妹・さくらのお見合いにも兄として出席。
しかし、お見合いをぶち壊してしまい、家族と喧嘩してしまいます。
どうしようもない寅さんですが、妹を思って行動したり、自分のやくざな商売をしているということを考えて、いろいろと行動します。
身近にいたら、嫌な人と思ってしまうかもしれないのですが、嫌いになれない部分があります。
観終わった後、寅さんがいてくれればなと思ってしまい、結構はまっていることに気づきました。
なんだか考えさせられる部分もあり、現代にはない感じがまた良いなと思ってしまいます。