96時間(リーアム・ニーソン)

リュック・ベッソン監督。娘を誘拐された元CIAエージェント(リーアム・ニーソン)が、悪党どもをバッタバッタとなぎ倒す痛快なアクション映画です。

主人公のブライアンは、仕事の鬼で家族を顧みない生活のせいで妻と別れ、最愛の娘アマンダともめったに会えない日々。なんとか親子関係を修復しようとするも、元妻のにらみが効いており、一緒に食事することもままなりません。

そんなある日、友人と行った旅行先で、アマンダが犯罪組織に拉致されてしまいます。危機を察知したアマンダから、電話を受け状況を察知したブライアンは、わずかな手掛かりを元に娘の奪還のために立ち上がります。

この映画の魅力は、一番はテンポの良さではないでしょうか。2時間オーバー当たり前の映画が多い中、なんと上映時間は93分。全く無駄がありません。普通の映画では、手掛かりを発見するとそれに基づいて調査し、次の段階へ進みます。しかしこの映画では、手掛かりがあった!→敵を見つけた!→よし殺す! という具合で、捜査パートがほぼないのです。メモを拾った次のシーンでは、もう敵の拠点に着いているのです。それが元CIAエージェント・ブライアンの力なのです。

次々に登場する敵を、一方的になぎ倒していくオヤジの姿は、ゲームの達人によるタイムアタック動画のごとく。きっとブライアンにとっては、手掛かりを見つけた、自分が捕まったなどのイベントは、次の戦場に向かうためのフラグ立て以上の意味はないのでしょう。深くストーリーを考えず、ガンガン敵が吹き飛んでゆくトリップ感を味わえる映画です。本編が気に入った方は、続編のリベンジ、レクイエムとありますので、そちらもあわせてどうぞ。